（ヽ´ん`）「裁判官の国民審査どうすれば…」　江川紹子「全員にバツをつけなさい。あなたが分かるような説明がされていないんだから

国民審査の投票用紙には、11人の裁判官の名前があらかじめ印刷してあります。「こういう価値観で判断する人には、最高裁の裁判官を続けてもらいたくない」と思ったら、遠慮無く名前の上に「×」をつけましょう。
逆に、「このような価値観の裁判官には、ぜひ続けてもらいたい」と思ったら、その人の名前の上は空欄のままにしておきます。どんなに「いい裁判官だ」と思っても、
「○」とか「◎」とかをつけてはいけません。「×」以外を記入すると、無効票とされてしまうからです。

問題は、「よく分からない」という時です。最高裁は、国民が判断をしやすいような広報をしていません。最高裁のホームページには、裁判官のプロフィールや関わった事件名などが一応書いてありますが、これが大変分かりにくい。
選挙公報と同じ判型の最高裁国民審査公報が自宅に届きますが、こちらも決して分かりやすいとは言えません。また、メディアは候補者や政党のことはたくさん報じますが、
1人ひとりの最高裁裁判官がどういう人で、どのような判断をしてきたのか、その価値観が分かるよう、丁寧に説明する記事や番組はほとんどありません。

そのせいで、多くの国民が「よく分からない」状態で国民審査に臨まざるをえないのが現状です。
とはいえ最近は、国民審査の重要性を認識したいくつかのメディアが、ネット上で詳しい情報を提供しています（私が見た中では、NHKの特設ページが大変分かりやすくできています）。
関心ある事件だけでも、それぞれの裁判官の対応を見てみてください。

ただ、「それでも分からない」という時はどうしたらいいでしょう。
その場合には、国民審査だけ棄権するか、全員に「×」をつけたらいいと思います。時々、「分からなければ、そのまま（投票箱に）入れておいてください」という投票所の職員がいると聞きますが、とんでもない話です。
何もつけないで投票すれば、信任したのと同じです。あなたが「よく分からない」のは、分かるような説明がなされないからでしょう。「分かるように説明してもらえないまま信任できない」という意思表示として「×」をつければいいと、私は思います。

特に困るのは、最高裁裁判官になってまもない人たちです。今年7月就任の安浪亮介、渡邉惠理子、9月就任の岡正晶、堺徹の各裁判官は、判断材料がまるでないのです。
審査の対象を、最高裁裁判官になって1年以上に変更して欲しいところですが、憲法に「任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙」と明記されているので仕方がありません。

そういう人については、より丁寧な説明を最高裁に求めたいところです。できる限りの情報を集めても分からない状態の人には、私も「×」をつけるしかない、と思っています。

https://www.tbsradio.jp/articles/45977/

最高裁判所 裁判官の国民審査 特集サイト 2021｜経歴や注目裁判
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/

これ常識な

だから駄目な奴をやめさせるためにも知らないなら全員罰をつけるべき