ジョンソン英首相「私は中国嫌いじゃない。むしろ好き」　俺氏と一致

「私は中国嫌いではなく、それとはかけ離れている」と発言

ジョンソン英首相は18日、中国からの投資について、与党保守党の一部議員が懸念を示しているものの同国からの提案を「押しやる」つもりはないと述べた。

　　第５世代（５Ｇ）移動通信網と原子力発電所から中国企業を排除する決定や中国の人権問題で英中関係はここ数年、悪化しているが、ジョンソン首相は自身が中国寄りの姿勢であると主張している。

　　同首相はブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューで、「私は中国嫌いではなく、それとはかけ離れている」とした上で、「英政府は中国からのあらゆる提案を押しやるとは私は言わない」と語った。

　　また「中国はわれわれの経済生活の膨大な部分を占めており、今後長い間、ずっとそうなるだろう」とする一方、「それは重要な国家インフラに関し、われわれの考えが甘いことを意味するものではない」と強調した。

　　英政府は中国企業が英経済の非戦略的な分野に投資することは歓迎されるとしているが、ジョンソン首相はその線引きがどこになるかについて具体的な言及を控えた。「戦略的をどのように定義するかについて検討する必要があるだろう」と指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-18/R16Z5HT0G1KW01