「非常に有意義」　江戸時代に当時の日本人が竹島とその周辺を自国領土と認識していた資料が新たに確認される　松江市

島根県の竹島について、江戸時代に日本の領土と認識されていたことがわかる新たな資料が確認されました。
領有権の裏付けを発信する新たな材料として期待されています。
これは「石見外記」。
浜田藩の藩校の教官が記した石見国の地誌です。
１８２０年から１８２７年の間に書かれたとみられ、その頃の石見の風土や文化などが記されています。
その中に、当時船で国内を巡り商売をしていた高田屋嘉兵衛の航路が説明されていて、ここに今の竹島である「松島」と今の鬱陵島である「竹島」の間を北東へ向かったという記述がありました。

日本国際問題研究所・永瀬賢介研究調整部長：
「竹島が異国とは認識されず、日本領と認識されていることを改めて確認することができました。非常に有意義」

調査した日本国際問題研究所によると、当時は鎖国により、外国と往来することが禁止されていたことから、当時の日本人が竹島とその周辺を自国領土と認識していたことがわかるとしています。
この石見外記は松江市の竹島資料室でパネル展示されています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cec73d82d0db136a25e5d4e3f4dee716dc4fd515