【国民の声】五輪開催に沈黙の抗議　長野・松本

五輪中止を訴える横断幕などを掲げて街頭に立つ市民ら＝２３日午後４時４０分、松本市

五輪開催に沈黙の抗議　松本
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021072300711

　東京五輪の開会式直前の２３日夕、五輪開催に反対する市民が松本市の商業施設前で抗議活動をした。横断幕やプラカードを掲げ、静かに街頭に立つ「サイレントスタンディング」。都内での新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け「オリンピックよりも命を守って」などと訴えた。

　１５人が午後４時ごろから１時間ほど街頭に立った。「オリンピックは中止しよう」「犠牲の祭典」などと書いたプラカードを手に、道行く車や歩行者にアピールした。

　開催中止を訴える市民約３０人の寄せ書きを持って参加した予備校講師山口亮さん（５２）＝松本市＝は「政府はオリンピック開催を優先し、（新型コロナへの）必要な対策に制約が出ていると感じる。主権者一人一人が声を上げていくことが重要だ」と話した。