某『ジャンプ』作品が政権批判！？ 攻めた時事ネタに驚きの声「危険すぎる…w」

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日常会話において「政治と宗教と野球はタブー」と言われるが、とくに政治の話はトラブルを招きやすいもの。娯楽作品である漫画でも事情は同じで、デリケートな扱いが求められる。そんな中、6月21日発売の『週刊少年ジャンプ』29号でまさかの政権批判が繰り広げられ、大きな話題を呼んでいるようだ。

火種となったのは、宮崎周平によるギャグ漫画『僕とロボコ』。メイドロボットであるロボコと、小学生の平凡人（たいら・ぼんど）の日常を描くストーリーだ。最新話となる第46話『占いとロボコ』では、最近巷をにぎわせている時事ネタが登場した。

さらには菅義偉総理と思われる人物を「ガースー」呼ばわりしたところで、大慌てした凡人が止めに入る…という内容だった。

「東京オリンピック」開催をめぐって、政府の方針は大いに迷走している最中。このネタが現状を揶揄するものであることは間違いなく、読者からは《ロボコの東京オリンピックネタ、危険すぎる…w》《いまオリンピックの話ネタにできるの無敵すぎん？ 怖いものなしかよ》《政治的発言にならないギリギリをいっててワロタ》《政治と宗教の話をしないのがマナーとされるこの世の中で政治の話を堂々と入れてくるのポイント高い》と称賛する声が飛び交っている。

今回は「僕とロボコ」が話題になったが、現在『逃げ上手の若君』を連載中の松井優征も政治ネタを恐れないことで有名。過去作の『魔人探偵脳噛ネウロ』や『暗殺教室』では、安倍晋三前総理がモデルと思われる「右妻総理」という政治家が登場していた。しかもこのキャラはあまり有能とは言えない仕事ぶりを作中で見せていたので、かなり攻めた政治ネタと言える。

また、同誌において政治ネタや時事ネタを扱う漫画といえば、約40年連載された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が代表的だった。第496話『道楽党起つ!!の巻』では、昨今の政治に不満を持った両津勘吉が衆議院選挙に立候補したこともあったほどだ。

「こち亀」の終了以降は、同誌で政治ネタが目立つことはなくなった。そのため今回の「僕とロボコ」が脚光を浴びたのだろう。また、たんに政治家を話題にするだけでなく、政権批判めいた切り口だったところも作者のセンスを大いに感じさせる。これまで「僕とロボコ」は「ジャンプ」作品のパロディで人気を獲得してきたが、いずれ「こち亀」を継承する時事ネタ漫画になり得るかもしれない。

仮面ライダーの漫画版なんて明らかに岸信介みたいなやつに花瓶ぶん投げてるぞ