【模試】｢もし子どもたちがお金を稼ぐことがでなかったら食べ物を求めてモスクに行きテロリストになる｣ 佐賀県教育委員会がごめんなさい

イスラム教徒の生徒が感謝と願い

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20210209/5080008102.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐賀県で、イスラム教とテロリストを結びつけるような不適切な表現があった模擬試験を受けていた
イスラム教徒の生徒が、現在の気持ちを文章に表しました。
生徒は、県の教育委員会などが再発防止の方針を示したことに感謝するとともに、
イスラム教への正しい理解を深めてほしいとの願いをつづっています。

先月上旬、佐賀県内の高校生が受けた模擬試験の英語の問題文で、
エジプトで見かけた貧しい子どもたちについて「もし子どもたちがお金を稼ぐことがでなかったら
食べ物を求めてモスクに行きテロリストになる」と説明する記述があり、
佐賀県教育委員会は不適切な表現だったとして謝罪しました。

この試験を実際に受けていたイスラム教徒の女子生徒が、試験から
１か月がたった現在の気持ちを文章に表し、ＮＨＫに寄せました。
この中で、女子生徒は「とても衝撃的で悲しい気持ちになりました。
イスラム教について間違った知識や悪い印象を与えるのではないかと心配しました」
と、当時の気持ちを振り返っています。
そのうえで「先生や教育委員会などは自ら誤りに気付き訂正し、今後このようなことが起こらないよう対策をした。
このような行動を行える日本の社会はすばらしい思います」として、イスラム教徒以外からの指摘で
問題に気付き、再発防止に取り組むとした県教委などの姿勢に感謝の意を表しています。

そして「この機会を通して、皆さんに少しでもイスラム教について知ってほしいです」
として、イスラム教への正しい理解を深めてほしいとの願いをつづっています。

02/09 11:06

モスクの味