【モーニングショー】 玉川徹氏と石原良純が 「緊急事態宣言」を巡り激論

４日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜・午前８時）では、感染者が急増する新型コロナウイルスについて特集した。
番組では、今月２日に東京都など１都３県の知事が政府へ新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を求めたことを報じた。

この要請に西村康稔経済再生担当相は東京都の小池百合子知事らへ飲食店の営業時間を午後８時までに短縮することなどを求めたが、
緊急事態宣言の発令には「専門家に判断をいただかないといけない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

コメンテーターで同局の玉川徹氏は、現時点で政府が発令しない緊急事態宣言について
「まだ待っているのかなっていう感じがします。なるべく早く出すべきだ」などと指摘した。

さらに「緊急事態宣言は、今の状況を変えるきっかけだと思うんです」とし、発令されれば「例えば、会社の中でも４月ほどテレワークは行われていないです。
だって身近で見ても我々、スタジオにいるんだもん。多分、緊急事態宣言が出たら我々は、スタジオにいないです。会社っていうのは、世の中の動きを見て、
経営者は考えますので、緊急事態宣言が出れば、もう家にいろと会社のトップも言うところが増えるでしょう。これでもう大きく違いますよね」と指摘した。

一方で同番組は、感染拡大への危機を訴え続けているが、若者は必ずしもテレビを見ているとは限らないという状況を指摘し
「例えばアイドル、ミュージシャンとか若者に対して影響力のある人が『家にいてください』とお願いをすることになったら、状況は変わる。
だけど、緊急事態宣言みたいなものが出ていない限り、そういう行動に移れない、そういう人たちも」と提言した。

この意見にコメンテーターの石原良純が「僕はそうは思わない。緊急事態宣言を見ていて、
本当にそれがきっかけになるんだろうか。下手に出したとしても上滑りに終わってしまうんじゃないかって」などと反論した。

これに玉川氏は「それは良純さん逆ですよ。上滑りさせないようにしなければいけない。そのための知恵をみんなで絞らなければいけない」などと主張した。

対して良純は、同番組で繰り返しコロナ関連の報道を続けていることに「同じスタイルで回ってしまっている感じがする。
パネルを使って、この内容に興味のある人もいれば興味のない人もいる」と指摘した。

これに玉川氏は、同番組を見ない視聴者について「他の番組を見ているんでしょう。届かないところには届かない。
でも届けるためには緊急事態宣言が出れば多分、今、コロナやっていない番組、裏にもあると思うけど、そういう番組もやらざるをえなくなる」と主張した。

その後も２人の主張は平行線を辿り、司会の羽鳥慎一アナウンサーが緊急事態宣言での東京都と政府の温度差というテーマに移って番組は進行した。
https://hochi.news/articles/20210104-OHT1T50049.html

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