倉庫に眠っていた村ゆかりの「お宝」、公民館で28日まで展示　三郷村時代の多彩な「お宝」に、訪れた人たちも興味津々　安曇野市

三郷村時代の多彩な「お宝」　書や木彫１０点　公民館で２８日まで展示

　安曇野市の三郷公民館は、旧三郷村時代に村に寄贈された品々を「村長室のお宝」として、２８日まで展示している。
公民館の倉庫に眠っていた「お宝」で、村ゆかりの著名人の書から村民の手作りの品まで、
バラエティーに富んだ１０点が展示スペースに並び、訪れた人たちが興味深げに見入っている。

　今回の一番の目玉は、大正時代から戦後にかけて衆議院副議長や国務大臣を務めた
三郷明盛出身の政治家・植原悦二郎（１８７７～１９６２）の書で、末尾に昭和３０（１９５５）年に当たる干支「乙未」と書かれている。
鮮やかな水墨画や手の込んだ木彫品は、旧三郷村と友好都市提携を結んでいた中国遼寧省瀋陽市の自治体・五三街道からの贈り物とみられる。
他に住民が５円玉で作った宝船や、キジの剥製なども並ぶ。

　公民館職員が倉庫を整理したところ、書や絵画、工芸品などが１００点以上保管されていたことから、
「せっかくなら市民に見てもらおう」と展示を思い立った。寄贈の経緯が分からなくなっているが、背景などを想像するのも楽しい。
公民館としては多くの人の目に触れることで、由来が分かるきっかけになればという期待もある。

　市三郷地域課の小松久芳さんは「これは第１弾。まだたくさん眠っているので、何度かに分けて紹介したい」としている。

https://www.shimintimes.co.jp/news/2020/12/post-11954.php

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