- 1 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:08:51.23 ID:wDXwbtkR0
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今年度はゼミで自己啓発書の古典の輪読をしている。それにしても、いつから「自己啓発」というものが、これほどうさんくさくなってしまったのだろうか。
古代、プラトンの時代から、近世のモンテーニュやデカルトなど、哲学はみな自己啓発だった。
米国でも、そして日本でも、スマイルズ『自助論』(1859、中村正直『西国立志伝』1871)は、大ベストセラー。
福沢諭吉の『学問のすすめ』(1872~76)は、典型的な自己啓発書。ちかごろ、どこでも安易に大学まで、実学、実学、と言って、結局は、古い業界慣習の話ばかり。みな、いまどうすれば儲かるか、カネのことしか考えていない。
江戸時代の寺子屋ですら『論語』などで教えた生き方については、もはや、自由、自由で、墜ちていくのも自己責任。とはいえ、
連中になにか言っても、余計なお世話と聞く耳は持たず、それどころか逆ギレして絡んでくる。しかし、宗教支配の中世から絶対王政の近世、資本主義と産業革命の近代を経て、いまや大衆社会の現代さえ終わるというほどの、文明の大転換期に、
いまの商売、いまの常識が通用するのだろうか。理系にしても、文系にしても、もっと根本的な革新の探究だけが、次の時代に道を開くのではないか。スマイルズの『自助論』や福沢諭吉の『学問のすすめ』など、自己啓発書は、まさに文明の大転換期に現われた。
絶対王政の近世が混迷し、産業革命と資本主義の近代を模索する中、だれも教えてくれない道を、本を頼りに切り拓こうとした人々に読まれた。
そして、それは、各国の広大な「フロンティア」に、鉄鋼王や鉄道王と呼ばれるような政商タイクーンたちを生み出した。だが、二十世紀になるころには早くも国内支配が固まってしまい、もはやなにもかも飽和状態。
デール・カーネギー(1888~1955)は、そんな時代に貧乏農場で生まれ、朝の三時に起きて家畜たちの世話をして高校に通った。
教師になろうと、かろうじてミズーリ州立教育大学を出るも、就職に失敗。それで、自分で乗ったことも無いトラックの販売営業の仕事。
ゴキブリだらけの安アパートに暮らし、ゴキブリだらけの安食堂で腹を満たす毎日。彼にあったのは、疲労と孤独と絶望だけ。24歳のとき、一念発起して、再び教師の道をめざし、どうにかマンハッタンYMCA(青年クリスチャン会)で話し方講座を開く。
とはいえ、こんな講座を受講しても、なんの資格が得られるわけでもない。しかし、それだけに、わざわざそこに集った人々は、意欲に溢れていた。
そして、やがてカーネギーは、彼らが求めているのは、話し方そのものではなく、ううまく話せるようになることで、
生活を改善したい、仕事で成功したい、という夢の実現だ、と気づく。:
延々と続く
- 2 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:10:27.76 ID:yq9w6rkBa
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逆張りかな?
理系軽視の文系国家だから衰退した - 3 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:17:54.33 ID:+bZhgpJ+a
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よく読むとわかるように、邦題で『道は開ける』と言いながら、じつは、全体で worrying を止める方法に終始しており、living が何か、までは、書かれていない。しかし、living をスタートするためには、まず、その足に絡みついている worrying のカセを解く必要がある。
過去の繁栄に心を捕われ、悶々として「復興」を待っているだけの worrying は、living ではない。だが、困ったことに、カーネギーが断ち切ろうとした恐怖の強迫観念や適応障害と違って、「現代」の繁栄の思い出は、麻薬のように甘美で、我々に社会まるごと夢を見させる。しかし、それは、足を失った者が、また生えてくることを期待して待ち続けるようなもの。失った以上、義足でも車椅子でもチャレンジして、また新たな方法で歩き出すことこそ、思案すべきことなのに。
だから、問題は、カーネギーのときより厄介だ。過去中毒の酩酊連中が同調圧力で、歩き出す新たな足に絡みつく。せっかく「復興」させようとしているのに、水を差すな、協調しろ、空気を読め、と。しかし、それは、亡霊だ。彼らの心は、もう死んでいる。議論してもムダ。彼らには聞く耳は無い。心の中は、思い出の化石だらけ。だから、夢を醒ますな、と、逆恨みするだけ。
- 6 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:21:24.49 ID:+ps0sVW30
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中国なんて60割が理系だろ
そりゃ負けるわけだ - 7 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:23:07.31 ID:3+zT+yok0
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文理関係なく一般教養で専攻だけではない知を学んで教養を深めるもんだと思うけどね
機械工学専攻だけど一般教養で取った文化人類学や法学は講師が良かったせいもあるけど興味深く面白かった - 8 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:24:19.44 ID:vBLYp+SQr
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- 26 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:27:47.66 ID:Sfts7cbh0
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>実学偏重で大学も実態は就職予備校
実学って何のことかわかってんのか?
こういう馬鹿が多くなったことが問題なんだが - 27 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:29:19.52 ID:eoD/tEjIM
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文系がしっかり社会運営してくれなきゃ
理系の研究費なんて出てこないよ医学系なので理系の方だと思うけど
自公の文系軽視には不安を覚えるよ - 28 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 11:29:19.70 ID:wDXwbtkR0
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ノーベル賞の湯川英樹さんは子どもの時にお父さんから論語叩き込まれた
一方、大澤昇平は高専からのロンダなので高等教育としての人文学問を学ぶ機会がなく結果として低脳ネトウヨになってしまった - 29 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 12:21:35.53 ID:oDurxFE00
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そりゃそうだ
理系だって本当は文系を学んでいる
理系だけでいいなら国語社会英語を学校で教えるのをやめればいい
基本学であるそれらをやめれば理系も沈没していくのは明白だろう - 30 名前:一般よりも上級の名無しさん 投稿日時:2021/10/26(火) 12:31:40.94 ID:1Jx79dqzd
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ぶっちゃけ文学部と工学部の奴どっちか選ぶとなったら選ばれるのは後者だよな
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